映画「事故物件 恐い間取り」を息子と2人、観に行った
ある日息子が「事故物件観に行きたい」と言い出した。ゲーム動画を見ていると何度も広告が出るから興味があるのだという。
コロナ前には、よく一緒に映画を観に行ったものだった。今春にも観たい映画があったけれど見逃しちゃったしな。久々に映画観に行きたいのは私も同じ。
でもコロナ禍、1発目がホラーって…
「え、ホラー?私今まで「ジョーズ」しか観たことないわよ。怖いんだよ、ホラーって。観た後、ひとりで寝られないとかお風呂に入れないとか言っちゃうよ?観た後、物音とかに過敏になるって。お留守番が怖くなるよ。だったらさ、楽しい気持ちになるほかのにしない?」
怖がりな息子の性格を読んで、牽制。
…でも観たいという。
夫を誘うと拒否「俺は怖いの嫌だ。2人で行ってきなよ~、ポップコーン食べてさ♡」
…ポップコーンそんなに魅力的じゃないし。
行く前にどんなものか検索。
事前にある程度心の準備をしておかないとノミの心臓は耐えられない。
…実は推理小説を読むときは途中、ドキドキに耐えられなくなって
私、結末を先に読みます。
「それって最低」
「興覚め」
「推理小説の醍醐味が台無し」
…とこれまでさんざん非難されてきたけれど、どうしても途中で耐えられなくなる。
今回はどのくらい怖いのかを知りたくて。調べると、とても怖いってことと、亀梨和也がオーラ消して演じてるのがすごいって評判なのが分かった。あと「わたナギ」の田所さんも出てる♪
念のためWeb予約して行く。
ニュースでもやっていたけれどコロナ感染拡大防止のため、本当に1席ずつ空席になってる。
そして話題作ということもあり、だいぶ席は埋まっていて19時からの回と21時からの回なら予約できそう。…21時の回は終わりが23時、帰り道が怖いよね、じゃあ19時の回を予約。
映画館に着くと、遅めの時間なのに結構お客さんは多い。入口に置いてあるチャイルドシート、ちょっと前までは使ってたのにあっという間に大きくなったなと、思わぬところで感傷的になってしまう。
息子と1席空けて座る。「これじゃヒソヒソ話せないね。」といいつつ、ゆとりがあって快適。
映画「事故物件 恐い間取り」感想
評判通り怖い。思ってた以上に怖い。何度目を閉じて、耳を塞いだだろう。
現にやっぱり息子は帰り道、恐怖で冷え切った腕を回してきて
「超怖え、めっちゃ怖え。
今日ひとりで寝るの嫌だ。」
(結局ひとりで頑張って寝たけれど)、
「俺ホラーに強くなりたい。」と言ってたし、
しばらく些細な物音に「!!」と過敏になっていた。
亀梨和也のオーラ消してるのも、普段ノーブルな雰囲気の瀬戸康史が山崎方正みたいになってるのもすごかった。2人ともいつものキラキラオーラを全消去して顔、浮腫んでたし。そこがとても見ものだった。
映画の翌日、友達と本屋巡りをした息子、数々の戦利品とともに映画の原作を買ってきた。1・2巻とも。…あんなに怖がってたじゃん、大丈夫!?
…10日後
「俺、怖すぎてまだ読めない。」