「こんな夜更けにバナナかよ」あらすじ・キャスト|テレビ放送日

映画「こんな夜更けにバナナかよ」のあらすじ(ちょっとネタバレあり)・キャスト・感想を。アマゾンプライムでも観ることができる「こんな夜更けにバナナかよ」、テレビ放送日が決まりましたね。多くの人に観てほしい、素敵な映画です。
「こんな夜更けにバナナかよ」のあらすじ
実在した筋ジストロフィー患者、鹿野靖明さんの自立生活の話。大勢のボランティアが交代で自立生活を支えます。
常にユーモアを絶やさず前向きで自由、わがまま放題。時々、核心を突いたことを言う、そんな鹿野との出会いで、周りの人たちが変わっていきます。
オール北海道ロケ、映像も美しい映画です。
テレビ放送日は12月4日
アマゾンプライムでも観ることができる「こんな夜更けにバナナかよ」。
金曜ロードショーで地上波初のテレビ放送が決まりましたね。放送日は12月4日(金)です。
「こんな夜更けにバナナかよ」の予告
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の公式HPより、予告をすべてピックアップ☆全部面白くて本編がますます楽しみになります☆
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「こんな夜更けにバナナかよ」のキャスト
キャスト紹介では、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」公開にあたってメディアに掲載されたインタビュー記事も引用します。
インタビューのコメントを読んで映画を観るとまた違った味わいや発見がありますね♡
鹿野靖明役:大泉洋
今最も乗りに乗ってる俳優、大泉洋。10キロ減量、度を落としたコンタクトレンズをしメガネを掛けて、容姿も鹿野さんに近づけて主人公を演じています。
TV「水曜どうでしょう」を観たり、大泉洋の本「「これまでは娘への教育は『人に迷惑かけなければいいよ』と思ってた。でも鹿野さんは『だってできないんだから仕方ないじゃない』と言う。自分ではできないけど、助けてもらったらできる。だったらあきらめなくていい。だから娘には助けてほしければ助けてもらって、その代わり助けてあげられる人になってほしいと思う。僕もこれからでもそういう人になりたい」
引用元:映画ナタリー
安堂美咲役:高畑充希
何も知らずに、はじめは鹿野の勘違いからボランティアに関わることになったフリーター・安堂美咲を演じるのは高畑充希。
はじめは鹿野へ怒りをぶつけたりすることも。徐々に心を開き、鹿野に対してとてもナチュラル&オープン。
鹿野のボランティアのひとり、医大生・田中久の彼女。劇中、どんどん暗くなっていく田中と対照的に、美咲は若さいっぱいで明るくて、まるで太陽のような存在。
そんな美咲も鹿野との出会いで少しずつ変わっていきます。
春馬君って、田中君に似ているところがあるんです。頭がよくていろいろなことを深く考えていて、思慮深い。病院の屋上で2人が感情をぶつけ合うのは大切なシーンでした。
引用元:シネマトゥデイ
監督からこっそり「春馬君を怒らせてほしい」と言われて。あそこは台本がありましたが、どうやったら2人の均衡が崩れるんだろう……と考えていたら、台本にないことも言ってしまったり。春馬君はまた違った角度から、田中君目線で考えて。一発勝負の撮影でした。とても内容が濃かった。
引用元:シネマトゥデイ
田中久役:三浦春馬
鹿野のボランティアをする医大生 田中久を演じるのは三浦春馬。
とても誠実で真面目な学生。鹿野と出会い、自身の不甲斐なさに落ち込み、どんどん自信を無くし、医師になることを諦めようとします。
自分の人生について悩みを深め、美咲と鹿野との関係に嫉妬し、もうそれはそれは暗くなる。その葛藤ぶりは、明るい美咲とのコントラストでさらに際立ちます。
でも鹿野の生き方に触れ、少しずつ変わっていきます。
(高畑充希 談)
引用元:シネマトゥデイ
病院の屋上で2人が感情をぶつけ合うのは大切なシーンでした。田中君が珍しく人間臭い部分を見せる場面で撮影は長回し。このときも春馬君は考えて考えて自分を追い込んでいて。前田監督が「人としてキレイでない部分を出してほしい、自分でもなにを言ってるのかわからなくなってほしい」と春馬君に話すのを横でずっと聞いていました。
「僕自身も良かれと思ってやったことが裏目に出たり、思い描いていたようにいかない自分に落胆したりすることがあるので、『自分のやっていることって、結局“自分本位”なのか』と思ってしまう田中の気持ちはよく分かります。今まで演じてきた中で自分に一番近い役かもしれないです」。
引用元:クランクイン
「こんな夜更けにバナナかよ」の感想
笑いあり涙ありのとっても気持ちの良い映画です。ボランティアとか障害とか、重くなりがちなテーマを扱っているのに、全く押しつけがましくない。こちらにすべてゆだねられているような映画でした。
大泉洋にいちいち笑わされます。中でも、鹿野の容態を心配して駆けつけた田中に対して「アイライブユー」と耳元で囁くシーン、もう鬼の形相の田中も笑うしかない、最高です。
田中はほとんどのシーンで、ポロシャツのボタンを1番上まで留めて、裾をパンツインのコーディネート。三浦春馬のキラキラオーラをできるかぎり封印し”普通の学生”に見せようとしている、衣装さんの努力が垣間見られます。
でもときどき制御不能になってしまう。劇中、最大に制御不能だったのは、田中が美咲のために自身の参考書を貸そうと家を出るシーン。そこで着ているのはタートルネックニット。三浦春馬のキラキラオーラがこぼれてしまう瞬間。
そして田中の動きに、私は自分が学生時代、おとなしい理系男子たちがしていた特徴的な仕草を思い出しました。女子たちに「キョドってる」「不自然」とさんざんに言われていた仕草。
みんな優しくて真面目(個人的にはイケイケな人たちよりうんと素敵だと思う)なのに、すごく所在なさげで自信がなさそうな手の動き。
妙に身体の前で組んだり、なぜか不要なところでビシッ!って肘が伸びていたり、手の動きが硬い、こわばっている感じ。その動きを田中がしているんですね。三浦春馬が演技派といわれる所以、改めて感じます。
大切に、何度も観返したくなる素敵な映画。