「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」あらすじ|心あたたまる映画
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」のあらすじ・キャスト・感想を。日本公開は2016年1月。原題「5 flights up」。素敵な夫婦の話に心があたたまる作品です。ネタバレあり。
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」あらすじ
アレックスとルース夫妻が40年来暮らす家は、ブルックリンを見渡すことのできる最高の立地。でもエレベーターがなく、身体の不調を感じるアレックス&愛犬ドロシーには、家のある5階までの階段を上るのがなかなか厳しくなってきました。
そんなアレックスの今後を心配したルースが、姪の敏腕不動産エージェントのリリーにエレベーターのある家への住み替えを相談します。
リリーに生活のペースを乱されながらも、家を売るため内覧会を実施したり、かなり”個性的”な人たちが見学やってきたり。とても慌ただしい時間を過ごす中で、アレックスとルースの胸に、さまざまな思いが去来します。
2人の出会い、黒人と白人の結婚が難しかったこと、この家にはじめて来た日のこと、愛犬ドロシーのことなど、ストーリー中、何度も回想します。
2人の家は売れるのか?
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」予告
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」キャスト
アレックス役:モーガン・フリーマン
ちょっぴり皮肉屋&偏屈な画家のアレックス役には超大御所モーガン・フリーマン。
忍び寄る年波にはそろそろ勝てない、でも矍鑠としていて。エレベーター無しの家でもまだまだやっていけると思っています。
40年来暮らした家、街での日々のルーティーンを大切にしている様子がうかがえる描写にホロリとさせられます。
妻への視線がとても優しい。そしてやっぱり声がいい。
受賞作:ミリオンダラー・ベイビー
2004年アカデミー助演男優賞受賞:『ミリオンダラー・ベイビー』
受賞作:セブン
1996年MTVムービー・アワード・コンビ賞(ブラッド・ピットと共に):『セブン』
…ブラッド・ピットがただのイケメン俳優ではないことを証明した映画ですが、辛い。辛いのオンパレード。
ルース:ダイアン・キートン
夫へのまっすぐな愛情と行動力のある元教師のルース役にはダイアン・キートン。
無造作なミディアムヘアにシンプルで上質なファッションは、彼女のすっきりとした性格を表しているようで、こんな風に年齢を重ねたいと思うお手本のような女性。
受賞作:恋愛適齢期
2004年ゴールデングローブ賞受賞「恋愛適齢期(原題「Something’s Gotta Give」)」
…キアヌ・リーヴスが美しすぎる♡
リリー:シンシア・ニクソン
アレックス&ルース夫妻の姪で、敏腕不動産エージェントのリリー役には、シンシア・ニクソン。
シャープなスーツにスカーフなどをアレンジした着こなしは、いかにもデキる女性。彼女が登場するとすごく慌ただしい!まるで嵐のように、アレックス&ルース夫妻のペースを乱します。
最後のキレるセリフはなかなか、気持ちは理解できます。
受賞作:セックス・アンド・ザ・シティ
2004年エミー賞最優秀助演女優賞「セックス・アンド・ザ・シティ」
こちら☟は「セックス・アンド・ザ・シティ2」の予告です。
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」感想
すごく心が揺さぶられるようなシーンはないけれど、じんわりとあたたかく、予想外に泣ける映画でした。
アレックスとルースの40年経っても変わらない、お互いへの愛と信頼と尊敬。意見が対立することもあり、もちろん喧嘩もします。夫婦ってこうありたいなと思わせる理想的な関係。
今ある幸せを大切にしながら、思い出とともに生きていく2人。私も日々忘れがちだけれど、目の前にある小さな幸せを大切にしたいと思いました。
2人の40年の歴史を感じさせるインテリアにも注目。画家であるアレックスの作品がたくさん飾られたインテリアは一見雑多なようであり、統一感のある居心地の良い空間。
そしてなによりも素敵だったのがルースのファッション。一貫してシンプル、そして上質。ひとりの女性としてルースのような着こなしができるようになりたいと憧れます。
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」おすすめです
ドキドキもハラハラもない、じんわりとしあわせがしみわたるようなこの映画。秋の夜長に心があたたまる映画、おすすめです。♡