白T×デニムをあか抜けさせるコツ|ぶれないテイストとサイズ感
街で見かけたおしゃれできれいな人。雑踏の中、その人だけがくっきりと美しく、思わず足を止めて眺めてしまいたくなるほどでした。通りすがりに思わず目を見張るようなおしゃれな人を紹介するこのコーナー。これからも美しく年齢を重ねたいアラフィフにとって参考になるおしゃれのヒントがたくさんあります。今回は大人のシンプルコーデのお手本、白Tシャツ×デニムを着たおしゃれな人です。
街で見かけたおしゃれな人 データ
梅雨の合間の晴れた日、気温は26度と暑く日差しも強い午後のことです。
ビジネス街の交差点、信号待ちをしている姿も美しい、おしゃれな人。 身長は160~165cm前後で少しふっくら、 ヘルシーな小麦色の肌にショートヘア、年齢はアラフィフよりも上のアラ還とお見受けしました。
メンズライクなビッグサイズの白Tシャツを色落ち加工がきれいなワイドデニムにウエストイン。そして、素足にはビルケンシュトックの白のマドリッドを合わせて、極限までのシンプルカジュアル。
仕上げに、 フロント部分だけをロールアップした真新しいヘレンカミンスキーの麦わら帽子とボストンサングラスで女性らしさとシャープさを与えて。
街で見かけたおしゃれな人 4つのポイント
白シャツ×ワイドデニムのメンズライクなアイテムを使った超カジュアルコーデが、はっとするほどおしゃれ。そのおしゃれのポイントは4つあると考えます。
①ぶれないテイスト
シンプルカジュアルという1本の芯が通った着こなし。
くすみのない小麦色の肌もそう、ショートヘアもそう。自分の好みと自分に似合うアイテムを知り尽くしたぶれない感じ。
②サイズ感
このところ、ビックシルエットのトップス人気が続いています。それはシンプルな白Tシャツもしかり。首元はしっかり詰まった厚手のメンズライクなTシャツはオーバーサイズをチョイス。
ワイドデニムは、ジャストサイズのハイライズ。ビルケンシュトックにぴったりの丈感で、ほどよい色落ち加工がナチュラルです。
白Tシャツはワイドデニムにきれいにきちんとウエストインで、 ふっくらとした体型は隠さず、メリハリのあるきれいなシルエットに。
③カジュアルアイテムこそきれいに
くたびれ感やシワのないパリッとした仕上がり。白いアイテムは真っ白をキープ。ごまかしの効かないシンプルなアイテムほど、このパリッとした感じが大切なのですね。
④小物使い
ヘレンカミンスキーの帽子は、キャップでもなく、つばの広いタイプでもなく、程よいつばのプロヴァンス8をセレクト。
キャップだとカジュアルすぎる、つば広の麦わら帽子だとエレガントすぎる、チープな麦わら帽子だと全体が安っぽくなってしまう…。
ここでヘレンカミンスキーのプロヴァンス8をセレクトする、この小物使いがシンプルカジュアルをあか抜けさせるテクニックです。
街で見かけたおしゃれな人 使用アイテム
①メンズ白Tシャツ
オーバーサイズなトップスが主流の今、メンズアイテムを上手に取り入れるのも◎です。
広がりすぎずつまり過ぎないモックネックのメンズTシャツは、インナーの透けが気にならすシワになりにくい、しっかりとした生地が良いですね。
白Tシャツは、ワンシーズンで部屋着に降格ぐらいのつもりで、いつもきれいに着こなしたい。
②ハイライズワイドデニム
ハイライズデニムはウエスト位置が高く、トップスをウエストインすればスタイルアップする優れもの。
ボディラインを拾わないゆったりとしたワイドシルエットは今夏らしいリラクシーなシンプルカジュアルコーデに欠かせないアイテムです。
③ビルケンシュトックのマドリッド白
数あるビルケンシュトックのアイテムの中でも最も古いシリーズ「マドリッド」。シンプルなワンストラップだからすっきりと履きこなせます。
加齢とともに、デイリーにヒールを履くのが辛くなるもの。無理せずおしゃれに見せるエイジレスでベーシックなアイテムを味方につけるのもおすすめです。
カジュアルコーデをきれいに着こなすには先端の美しさがポイント。シンプルベーシックなビルケンシュトックに女らしいフットネイルを楽しみたい。
④ヘレンカミンスキーのプロヴァンス8
バリエーション豊富なヘレンカミンスキーの麦わら帽子の中でも、最もベーシックなプロヴァンス。つばの広さは8・10・12の3種類。
最もつばの小さな8をコーディネートしていたおしゃれな人。カジュアルすぎずエレガントすぎずの絶妙なバランス感覚、お手本にしたいですね。
⑤ボストンサングラス
紫外線対策をしつつ、シンプルカジュアルコーデをピリッと引き締める効果もある、ハンサムな辛口サングラス。肌なじみの良いべっ甲フレームがこなれ感を与えます。
フロントをロールアップしたヘレンカミンスキーのプロヴァンス8を目深にかぶり、サングラスをかけると小顔効果も。
おしゃれのヒント、見つけましょう
シンプルカジュアルコーデを美しくおしゃれに着こなす。難易度の高いことですが、まずは自分の好みと自分に似合うアイテムを知ることからはじめましょう。