ぶつかり男、直前でやめる|ぶつかり男遭遇率がゼロになる対策も

【MELLOW’s Diary】MELLOWの編集者が綴るDiary。ときどき話題になるぶつかり男。先日ぶつかり男被害に遭いかけて思い出した話。ぶつかり男遭遇率ゼロの対策も。どこも混み合う年末年始、快適なお出かけを♡<PR>当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

ぶつかり男、直前でやめる

先日夫と出掛けた時のこと、私は夫の前を歩いていた。横並びで歩くにはちょっと人が多いかな、という状況。普段からなるべく夫の後ろを歩くようにしているのだが、どういうわけかその日は逆になっていた。

前方から来る男と目が合った。男は迷うことなく私に向かって加速した。「あ、わざとぶつかってくるやつだ」と思ったが、男は私にぶつかるのを直前でやめた。

夫が言った「今の男、あなたにぶつかろうとしたぞ。俺に気づいてやめた。」

「そうなんだよ、わざとぶつかってくるやつがいるんだよ、今回が特別なわけじゃなくて。ぶつからなくとも、”あえて避けない”とかフツーだし。だから普段はあなたの後ろを歩くようにしているの。」と言うと、夫は驚き「マジか、女の人は大変だな。」と言った。

この出来事で、むかしのことを思い出した。頻繁にぶつかり男に遭い、対策したこと。

新宿駅のぶつかり男

一時期私の母が入退院を繰り返した。一度入院すると入院期間は数ヶ月に及び、ほぼ毎日のように見舞いに行った。平日の昼間、自宅から電車を乗り継ぎ、JR新宿駅で降りる。病院に一番近い出口を目指して駅構内を歩くわけだが、そこにぶつかり男がいた。

週に数回は被害に遭った。病院に行くときにだけ。帰りにはいない。回数を重ねるごとに、ぶつかり男を見分けられるようになった。ぶつかり男はいつも同じ奴だったのか、今となっては記憶が曖昧だが、私にぶつかったのはいつも、身長170センチ満たない小柄な男。スーツを着ていたことはない。遠目からターゲットを見つけ、ロックオン。加速してぶつかる。

ぶつかり男はすれ違いざまに肩を思い切りぶつけてくる。やられた方は倒れるほどではないが痛いし、何より非常に不愉快だ。一度ムカついて振り返ったことがある。そうしたらぶつかり男もこちらを睨んでいた。キモ。鬱屈した哀れな男。

ぶつかり男がぶつかる目的?心理?そんなの知ったこっちゃない。女ひとりでぶつかり男に返り討ちや直接対決なんてあり得ない、だって相手はヤバい奴でしょう。バカにつける薬はないと言うしね。

これ以上被害に遭うのは勘弁。そこで考えた。

ぶつかり男対策はこれ

ぶつかり男はターゲットに女性ばかりを選ぶ。自分より非力なもの。じゃあぶつかり男が避けたいものって何だろう。

ぶつかり男が避けたいものは、自分とは正反対の大柄で生命力に溢れた男ではないか。何かやらかしたら、百倍も千倍も正攻法で返してきそうな男。

そこで、私は【身長180センチ超】の【精悍】な【スーツ姿】の【ビジネスマン】の後ろを歩くことにした。いかにもぶつかり男とは正反対の人たち。新宿駅には大股で闊歩するビジネスマンがたくさんいる。なぜ単なる大柄の男ではなく、スーツ姿のビジネスマンなのか。それは、仕事中であることが明らかで、彼らには目的と時間的制約があり、動きに無駄がないから。

ビジネスマンの後ろを歩くには、注意すべきポイントがひとつある。

ポイント:ビジネスマンに近づきすぎないこと

自分の真後ろに見知らぬ女がいたら気持ち悪いに決まっている。ビジネスマンに近づきすぎないことは、何よりも優先したい。ビジネスマンの連れに見えない距離で、他人が割り込んだり通り抜けたりできない距離をキープすること。

こうすることによって、私はぶつかり男遭遇率がゼロになった。

ぶつかり男対策で快適に

どこも混雑する年末年始、ぶつかり男対策で、快適なお出かけを。