【中学受験】男子校か共学かどっちがいい?男子校を選んだ理由と通った感想
中学受験、男子校・共学どっちにする?どっちがいい?我が家が男子校を選んだ理由と実際通った感想。
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【中学受験】男子校にする?共学にする?
塾に通う子が増える小学3、4年生頃のママ友との会話
ママ友:「中学、共学か男子校か決めた?うちは、共学にしようと思ってる。私が大学時代に出会った高偏差値男子校出身の子ってかなり変だったのよね。」
私:「ほんとに?うちは今のところ第一志望、男子校だよ。」
・・・この発言をしていたママ友は1人じゃないんです。
「かなり変」って、きっと6年間男子ばっかりの環境で過ごして、いざ大学に入って女子の前でどう振る舞っていいにか分からなくって、キョドってたってことなのでしょう。さらにこの発言をしていたママ友はいずれも美人。そりゃあ女子に免疫なかったら美人の前でキョドるでしょうよ、と妙に納得感があったのも事実。
でもみんながみんな「かなり変だった」わけではないはず。逆に共学出身だからって誰もがスマートに振る舞えるわけでもないでしょう。
【中学受験】男子校にした理由
我が家は最初から最後まで男子校志望でした。男子校を選んだ理由はいくつかあります。
1. 成績が射程圏内だったから
中学の偏差値上位校は男子校や女子校が多いですね。頑張れば狙える成績だったので上位校、結果的に男子校を志望しました。
2. 生徒達が「めちゃめちゃ楽しい」って言うから
塾に激励に来る現役男子校生から「めちゃめちゃ楽しい」という話をたくさん聞きました。
そんなに楽しいってどういうことなんだろう。その理由が知りたくて、運動会や文化祭に行ってみようとなるわけです。
3. 運動会・文化祭を見に行って楽しそうだったから
運動会も文化祭も、生徒が主体となってやっている。各々が能動的。先生達の姿はほとんど見えない。それがとても自由で楽しそうでした。そして、どの生徒も来場者に優しかったところも好印象でした。
4. 親の経験から
私も夫も中高とも共学。共学だったからって充実した学生生活が送れたかと振り返ると、いいえ。
結局は、小学校の同級生にだって塾の友達にだって女子はいる。男子校出身だからって、女子から完全隔離されるわけじゃない。女子の前でキョドったり、キモくなったりしなければいいということでしょう、という結論に至りました。
【中学受験】男子校に通ってみると
実際に男子校に通ってみると、息子は入学以来ずっと「超楽しい!!」と言っています。
親から見て、息子の男子校生活をひとことで表すと「エモい」。
エモエピソードはたくさんあって、例えば・・・
小学生の頃って、人の大好きなことや得意なことを「キモい」とか「オタク」と貶す同級生がいませんでしたか。男子校に入ってからは、校風なのでしょうか、誰も貶さない。「天才」と言われるくらい極めてる子もいるし、お互いの大好きなことや得意なことを尊重する。「すごいね」「もっと教えて」って互いに言える。だから大好きなことをまっすぐ「大好き」って言えるし、もっと大切にする。
入学直後にある先生が仰った、「ダルそうにするな、もったいないぞ。全力でやれ、全力で楽しめ」と。
運動会は怪我を厭わず練習時から全力でぶつかる。親はヒヤヒヤですが、息子は全く気にしない。先輩や友達とあれこれ作戦を練っては毎日練習してヘトヘトで帰宅します。私の中高時代を振り返ると、運動会はちっとも楽しくなかった。その理由は、やらされていたから。暑い日差しの下、拡声器で怒鳴る教師の指示通りに何度も何度も練習”させられた”から。息子は「やりたくてやっている」。この違いはとてつもなく大きですね。そんな事情を知っているから、運動会当日は応援席の親も力が入ります。子の名前を絶叫する方がいれば、泣いている方もおり、競技後に大好きな友達とハグする息子を見て鼻の奥がツンとする私がいる。そして応援席に向かって手を振る子が多いのもエモポイント。思春期、反抗期真っ只中ではなかったっけ?
友達同士の距離が近い。異性の目がないからか、スカしたりはにかむ必要がないんですね、きっと。嬉しい時はハグして喜び倍増、失敗して泣いてる子がいたら「大丈夫だよ」ってハグして慰める。
先生達は生徒に対して愛がある気がします。それも結構大きい愛。それはOBの先生が多いから。きっと男子校生活がよっぽど楽しかったんだろうなーと想像します。生徒達をいい感じで放っておいてくれる。だからといって放任という訳ではない、絶妙な距離感。
成績は絶対評価で、足の引っ張り合いがない。全教科できちゃう天才・秀才がいれば、特定の教科がめっぽう強く教えるのが上手い子もいる。仲間同士フォローしあってテスト対策をしているのをみると、可愛いなって思います。
結果的に息子には男子校が合っていたようです。ここで出会った友達は一生の宝物のはず。
【中学受験】男子校でも共学でも子供に合ったところへ
塾が忙しくなる前にいろんな学校を見学して、男子校でも共学でも子供に合う学校と出会えるといいですね。