上司にキレる。大人しい部下が7年分の鬱憤を|前提→燃料となるエピソード→その後





【MELLOW’s Diary】昨年、とうとう上司にキレて7年分の鬱憤をぶちまけた大人しい部下の話。同じことを繰り返さないための記録。<PR>当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

上司にキレる。7年分の鬱憤を

昨年、とうとう言ってしまった。私が大切にしていることや頑張っていることについて、事あるごとに貶(けな)し続けた上司に7年分の鬱憤を。長い間、大人しい部下だとずいぶんナメられてたってことです。

そんなこともあり今年の課題は「外でのイライラモヤモヤは自宅に持ち帰らない」に決めた。職場などで「え?」と思うような発言をされた場合、スルーしない。貶されても聞き流さない。「それはどう言う意味なのか?」「私は嫌だ」と言えるように。

上司にキレる。その前提

私の上司は、承認欲求と学歴コンプが強い、強すぎる。自分がこんなに頑張ったとか、すごいんだってことを他者を貶すことで満たそうとする。この場合の他者とは、私はもちろん、子供が相手だって構わずむき出しにする。

一方、上司の承認欲求と学歴コンプに触れないところでは、穏やかで細やかな配慮のできる人。それはまるで「上司の鏡」と言っていいくらい。

この落差、どれほど上司の内面がドロドロとしているのかがわかる。

7年間、私と交わすちょっとした会話が上司の承認欲求と学歴コンプを掠るたび、貶された。はじめて貶された時は、私の聞き間違いか、理解不足なのかとさえ思った。それくらい私にとっては「フツーそんなこと言うか?言うはずないでしょう」という内容だった。

貶された時にはっきりと「それはどういう意味なのか?」「私は嫌だ」と伝えていれば、貶され続けることはなかったかもしれない。ムカつきながら強く言い返さず、嫌味を言う程度に止め、後々思い出してはモヤモヤする自分にもイライラが募った。

上司にキレる。燃料となるエピソード

上司にキレる燃料エピソード「副業」

私は上司の承認を得た上で、個人でサイト運営の副業をしている。上司にはその事実しか教えていない。副業を始めたばかりの頃、上司は「私、あなたのやってることは仕事として認めていないんです」と笑顔で言った。私、認めて欲しいなんて一度も言っていない。

大体「認める」って上から目線な言葉ではないですか。他にも「与える」とか「憧れられる」っていうのもそう、全くそれを求めていない人に対して一方的に使うには、何てひとりよがりで傲慢な言葉なのか。

職場は独立開業系で、上司も自社サイトを運営している。私の副業の詳細は話していないけれど、いつの間にか私のサイトの売上の方が上司のそれよりも増えたことに気づいた様子。「いいなぁ、あなたのサイトくらい私のサイトも売上が上がってほしい」と言う。

にもかかわらず、別の日には「ぶっちゃけ、あなたのやってるサイト運営より、コンビニバイトの方がマシでしょう、アドセンス次第で収入は上下するわけだし」「そのうち売上は頭打ちですけどね」と言う。なんだこの矛盾、放っておいて。

上司にキレる燃料エピソード「確定申告」

「どうせあなたのサイト収入は小額だから大したことはないけど、副業で一定の売上があるなら確定申告の必要があります」「あなたの確定申告に間違いがあったとしても税務署が気づかないくらい少額だ」

私の申告額がいくらであろうと、上司には関係ないでしょう。

上司にキレる燃料エピソード「子供」

私の子供は中学受験をし、志望校に合格した。子供の進学先を伝えた時、上司は「それはすごいですね、おめでとうございます」と言いつつ「まあ、受かったのはたまたまかもしれないし」と言った。親である私が謙遜して言うことはあっても、他人が言うことではないでしょう。

さらに「そこの学校って、いずれ元厚生大臣の西○なんとかみたいなヤツが出てくるんでしょうね」って。そりゃあ将来政治家になる人がいるかもしれない、でもそもそも西○なんとかの出身校は私の子供の学校じゃないよ。

またあるときは「ホリ○モンが”大学はオワコン”って言ってましたけどそれについてはどう思いますか?」と私に聞いてきた(上司はホリ○モンが大好きだ。SNS、YouTubeなどくまなくフォローしている)。中学受験した子の親にそれ言う?大学行くに決まってるでしょ。「大人になって学歴コンプレックスを抱えるくらいなら、大学行っといたほうがいいと思いますけど」って私は言っといた。

私の子供の学校は東大進学者が多い。上司は明らかにそれを気にしている。私の子供が大学へ、しかも東大に行っちゃうんじゃないかって。でもそれ上司には関係ないことでしょう。

別の日には「私が尊敬している学者先生が言っていたんですけど、”親の責任として、子供は医学部に行かせるべきだ”って。私は非常に納得したんですよ。うちの娘は見た目がそんなに可愛くないんで、ひとりで生きていけるように医学部に行かせようと思います」と言う。んんん?今のは色々問題発言でしょ、毒上司で毒親か。そしてその発言の裏には、私の子供が大学に行くという前提で、東大よりも医学部に行かなきゃヘボいって意味で言ってる?私が勘ぐりすぎている??…もう放っておいてください。

上司はある資格の受験者向けに講師をしている。たまたまその資格試験を私の子供の友達が受験すると聞いたので、その旨上司に伝えた。そうしたら何て言ったでしょう?「そうなんですか、きっと落ちると思いますけどね」って言った。友達は受かったけどね。私の子供に限らず、上司の承認欲求と学歴コンプを掠る相手なら誰だって貶す、安定の対応。

上司にキレる。

その他にもいろいろと上司にキレる燃料となるエピソードを日々投下されながら、7年を過ごしたわけです(例えば、「餃子」とか「前職」とか「実家」とか「自宅」とか、挙げるとキリがない)。

でもある時、とうとう上司に言ってしまった。私から話を振っていないのに、私の確定申告の話になり上司が「まあどうせ少額」って呟いた時。「黙って聞いてりゃ、事あるごとに私のことを貶し続けて、もう7年です。いい加減、言われ続けるのがしんどいですね、やめてください」って。

そうしたら「いやいや、たまたまさっき売上の高い顧客データを見ていたから、それと比較して言ってしまった」って言う。「え?何言ってるんですか、今日だけじゃないですよ、7年間ずーっとやっているんです」

上司にキレる。その後

謝られました、「本当に申し訳ありませんでした」と。翌日にも。私は「いえいえ私の方こそ失礼しました」とは言わなかった。「私が大切にしていることや頑張っていることを貶さないで欲しいってことが言いたかったんです、ご理解いただけたならいいです」とだけ言った。もしかすると上司は、私が確定申告のことにキレてるだけだと思ってるのかもしれないけど。

それからは世間話は一切なくなった。上司からしてみれば、どこに地雷が潜んでいるかわからない無駄話などしない方がいいに決まっている。仕事に関する会話はするし、それで十分仕事は回る。それが私にはとても居心地がいい。