科博で遭遇、イクチオステガ連続おじさん

【MELLOW’s Diary】MELLOWの編集者が綴るDiary。息子と何度も通った科学博物館。ガチャで遭遇したイクチオステガ連続おじさんの話。

息子と国立科学博物館へ

あれは息子が小学校低学年の夏、上野の国立科学博物館の特別展「生命大躍進」に行った時のこと。平日の午後、結構な混雑。最後にグッズコーナーで図録など欲しいものをなんとかゲットし、ガチャへ。

ガチャはアノマロカリス・イクチオステガ・ダンクルオステウス・ディメトロドン・ネアンデルタール人の5種類(参照:特別展「生命大躍進」限定オリジナルガチャ!)。「俺、ディメトロドンが欲しい〜」「千円までね」と息子と話しながら。

ガチャは会場の隅っこ、カーテンだか壁だかで半分仕切られたひとけのない一角にありました。

ガチャでうめくおじさんに遭遇

ガチャには誰もいないのかと思いきや、左端で「ぬおぉぉぉぉぉぉぉ」と頭を抱えてうめいているおじさんがひとり・・・

ヤバい人か!?と私は息子の手をぎゅっと握りました、いつでも引き返せるように。するとおじさんが話し出したんです。

「あのね、今ここでガチャやったら4連続で同じのが出てきたの。ここには同じのしか入ってないと思うから、他でやった方がいいよ、これあげる」って。

おじさんの手にはイクチオステガばっかり4体。そのうちのひとつをくれるという。

おじさんは、モンベルで売っていそうなアウトドアのチェックシャツにチノパンを着て、芸人の今別府を小綺麗にした感じ。ヤバい人ではないのか・・・も?

「1個500円するのに、頂いていいんですか?」
「いいのいいの」
「ありがとうございます」

そして、おじさんのアドバイスを受けて、息子は3台並ぶガチャのうち、真ん中を選びました。おじさんは右。

いざ、ガチャ

息子は1回目でディメトロドンをゲット。

おじさんはまたしてもイクチオステガ!!

・・・こんなことってある??
もう可笑しいやら可哀想やら。私たちはうなだれるおじさんに何と声をかければいいのやら。

笑いを堪えつつ、「ありがとうございました、失礼します」とだけ声をかけてその場を後にしました。

いまだに思い出し笑い

イクチオステガ5連続おじさんに遭遇してもう10年以上が経つというのに、いまだに思い出し笑い。何度も何度も通った科学博物館、大好きだったな。子供とのお出かけ、おすすめです。