【中学受験】6年生夏休みの過ごし方|旅行は?算数や勉強時間は?

【悩み相談室】中学受験を控える6年生へ、受験の天王山とよばれる夏休みの過ごし方について。サピックス⇒都内難関中学校合格した子の保護者が「旅行は行ける?」「算数の勉強はどうする?」「勉強時間はどのくらい?」「1日のスケジュールは?」など気になる疑問に答えます。

【中学受験】6年生の夏休み、旅行はどうする?

旅行に行くならお盆が唯一&ラストチャンス

サピックスの保護者会では「秋以降のイベントは全て受験が終わってからにしてください。」「誕生日が秋冬の人は受験が終わった春にお祝いしてね。」「クリスマスもお正月も春にしてね。」と言われます。

夏期講習のスケジュールを見ると、お盆まで連休が無い!数日の夏期講習をこなすと1日休みのサイクルがお盆まで続きます。

後期になると、SS特訓が始まり、日曜日は朝から夜まで塾です。SS特訓がない日には、学校別サピックスオープンや合格力判定サピックスオープンなど模試でスケジュールは埋まってしまいます。

だから旅行に行くのであれば、お盆が唯一、ラストチャンスというわけです。

ちなみに我が家では旅行には行きませんでした。当初は「中学受験があるからとはいえ、旅行に行かないなんて厳し過ぎるかな?」と悩みましたが、結局お盆は、苦手科目の弱点克服と夏期講習の復習、有名中をこなすことで精一杯でした。

【中学受験】6年生の夏休み、算数対策は?

成績表を活用し、親が弱点を見える化。夏期講習と並行して弱点克服。

算数に限らず、どの科目の弱点克服にも使えるのが、「弱点一覧表の作成」。

我が家では、成績表の設問内容別成績表を使って、親がエクセルで弱点一覧表を作りました。そうすることでどの分野がどのくらい苦手なのかが一目瞭然。

夏期講習の復習と並行して、弱点を集中的に克服します。後期から始まるSS特訓の志望校別講座で上位コースに入るためにも、夏休み中の弱点克服はマストです。

弱点克服時に再度間違えた問題は、ノートにまとめておき、繰り返し解き直します。地道な努力が後期に、そして合格につながります。

弱点見える化とは ① 5・6年のテキストをいつでも取り出せるように整理整頓する

サピックスでは5年生に習った単元を6年生の前期にまたやります。そして夏休みにももう一周。後期にもまたやりつつ演習をやる、というサイクルです。

後期まで、5年生のテキストを確認したくなることがあったので、この整理整頓は大切です。

弱点見える化とは ② 「設問内容別成績表」で平均に達していなかった分野のテキストを復習

テストの成績表を活用します。「設問内容別成績表」=棒グラフの部分ですね。ここの平均に達していなかった分野をエクセルに入力していきます。

5年生~6年生の成績表ですから、なかなかのボリューム。入力していくと「また同じ分野を間違ってる!!」という傾向が見えてきます。

「なぜ今まで放置してきた!?」という怒りも湧いてきますが、仕方ないですね。怒りを抑えて冷静に。

作成したエクセルを並び替えて、多い分野=苦手な分野が一目瞭然に。

苦手な分野がわかったところで、それぞれの分野を取り扱っているテキスト番号も入力し、弱点克服一覧表完成。苦手な分野から取り組みます。

分野によっては5年生のテキストをやることもありました。

【中学受験】6年生の夏休み、勉強時間は?

塾のない日は7~8時間、塾のある日は4時間

適宜休憩を取りながら、授業の復習、弱点克服、有名中をやりました。

連日夏期講習が続くと、どうしても授業の復習にかかりきりになってしまいますが、必ず基礎もやること。コアプラスや計算力トレーニング、漢字の要は大切です。

5年生までの保護者会でお話があるかと思いますが、コアプラスや漢字の要の勉強方法について。

コアプラスや漢字の要は問題と同じページに解答が赤字で書いてあるんですね。

赤いシートを使って隠したつもりでも答えが見えてしまうんです。それでは力はつかないから、答えを隠してコピーして解くのが良いと言われます。

我が家はその通りにコピーし書き込んでいました。

基礎力トレーニングはサピックスの受付で買える専用の計算ノートを使っていました。

きちんと区切られた計算スペースと解答欄があるノートを使うことで、整理しながら解くことができたようです。

専用のノートがあることで見直しも楽ですし、テキストに書き込まないため解き直しにも便利でした。

【中学受験】6年生の夏休み、1日のスケジュールは?

早寝早起き、朝食前に計算力トレーニング・コアプラス・漢字の要

夏休み中も意識したのが、普段通りの早寝早起き。睡眠時間は7~8時間をキープ。

朝起きて、朝食までの間に計算力トレーニング・コアプラス・漢字の要を欠かさずやりました。

そして夏期講習の復習と弱点克服、有名中をやります。ここで必ず守ったのが、先生から指示された優先順位を守ること。

例えば理科は「今回は〇と〇と〇」というように、授業で指示されたところをやる。やらなくていいと言われたところはやらない。このメリハリが大切です。

優先順位を守らず、膨大な量のテキストを全部やろうとすると、とてもとても無理。

授業中、理科などはやるところを指示されるので子供がメモして帰ってきます。もし忘れたときは受付に問い合わせて。

「こんなことで問い合わせてもいいのかしら」と気が引けてしまいますが、掛けてみると、受付の方がかなり慣れている!…この手の問い合わせが多いのだなーと妙に納得でした。

もちろん、こんなことで受付に問い合わせない方がいいに決まってます。子供には必ずメモしてくるよう重々言い聞かせて。

有名中も同じです。教科ごとの指示通りにやること。過去問(赤本)は夏休み中にはやらないこと。

【中学受験】6年生の夏休み、学校の宿題は?

夏期講習が始まるまでに終わらせる

夏期講習が始まると他のことをする余裕がなくなります。夏休みのドリルや課題は、受け取ったら速攻やってしまうことです。

【中学受験】6年生の夏休み、有意義に

夏休みの過ごし方で変わる後期の成績。やったらやっただけ、できるようになります。塾を信じて、迷ったときには先生方を頼って。有意義な夏休みになりますように。